かきのきサロン/徒然庵   

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2012年 09月 10日

ある酒席での雑歌十五首

クリーニング店から電話がかかってきた。何事かと思いきやポケットから紙切れが出てきたと言う。何だろうと受け取って確認してみると、以前友人らと一席かわした席で何気なく、思い浮かんだことを書き留めたメモ用紙だった。
自分でも思い出し笑いで、頬がほころんだが一応三十一文字になっている。雑歌の背景はその席で話題になったことが多く、酒の勢いもあって勝手に思わずそう詠わせたのだと思う。まともに詠めと言われてもできるものではない。
友は言っていた。紙と鉛筆さえあれば歌や句は、いつどこに居ても詠める。大きなお金がかかるものでもなし、それはそれで頭の体操にもなるので、趣味・道楽としては素晴らしいものだから、みんなもやってみたらどうだ…!と。
確かにそういう一面は有るなと受け入れながら、なかなかそれが出来ないのである。あるべき形の歌や句は、さまざまな約束事があって難しいが、三十一文字とか、十七文字の字数合わせとしてなら、気楽に書き留めることはできるのではないかと思っている。


01.故郷の思い出多きわが生家住む人無きて廃家となりぬ

02.故郷の浜に遊びてわれはまた友無き今に目頭を拭く

03.旅に出て新たに味わう里の香を宿のテラスで語りあう夜

04.山はなお我を招きて恙なく光よ風よと頬に優しき

05.その時はその時成れどその時に故郷離れたあの日を想う

06.故郷の友はベッドに横たえて昨日も今日も耐えて横臥す

07.その友も今はシニアの仲間入り健康第一願う明日も

08.パソコンを打つ手は指の一二本そんな人でもベテランに見ゆ

09.いまの世は叶わぬことの多かりしわが人生の歩のごとし

10.飲もうよと差してさされて今宵また昔話で時は過ぎゆく

11.人生は起きて転んでまた起きて輪廻の流転永久に回りて

12.人生の峠を過ぎたと友は言うその峠とはいつのことぞや

13.旅終えて疲れたとつい口にするそれは禁句だ言うなら行くな

14.星空がこんなに綺麗と見入る夜静かに虫の声のみぞ聴く

15.健康に過ごせる今を感謝して朝のウオーク継続せねば

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by polaris-8 | 2012-09-10 19:17


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